チョコレート好きにはウキウキするシーズンですね。
例年観察していると、1月中旬から各所でチョコレート戦線の火ぶたが切られている感じですね。今年はコロナの影響で試食もままならず海外有名ショコラティエの来日も難しい中どうなるのだろうか、と思いましたが、、全くと言っていいほど影響がなさそうな各所の人出のようですね。
私の本格的なチョコレートの思い出は、大阪から親元離れて初めて東京に出てきた大学生(早20年)の頃が原点です。それまでは、普段のグリコのアーモンドチョコレート、ポッキー、デパートだとモロゾフのチョコレート、クリスマスに買ってもらえるゴディバのチョコレートって感じでした。平日は一応大学生として、国立で地味な学生生活を送り、たまに、銀座、六本木、表参道、新宿のキラキラした路面店、百貨店、ショッピングモールに社会見学。でも、冬だけはチョコレート好きの母が上京し、大阪で調べ上げていたチョコレートマップを元に、ピエールマルコリーニ、ジャンポールエヴァン、リシャール、ルショコラドゥアッシュ、和光と、きらびやかな街を散策しながら、2,3日かけて楽しい買い物をしたのが懐かしい思い出です。
社会人になったころには、バレンタイン商戦も本命チョコ、義理チョコという従来のカテゴリーから、友チョコ、自分チョコなどなどチョコレート好きには嬉しい限りの大義名分ができたのと同時に、日本でも海外の有名ショコラティエのチョコレートが一挙に押し寄せ、価格もすごい勢いで跳ね上がっていました(マーケティング的には、海外の有名ショコラティエの高級チョコレートを買うための大義名分のための、自分チョコを作り上げた、というのが真相でしょうね。)。
日本以外でも海外旅行のお土産には必ず現地のチョコレートは欠かさず楽しんでました。
そんなこんなで色んなチョコレートを楽しんできたのですが、本格チョコレートデビューから20年を経て、なんとなんとチョコレートをプロデュースできることになったのは、本当に本当に感慨深いです。
【Sultanオリジナルチョコレート、4枚入り】
フーズカカオさんが管理するインドネシアのエンレカン県の農園で作られたカカオ豆を使って、Sultan(スルタン)オリジナルの配合で作られたチョコレートです。
美味しいのはもちろん、カカオ豆の生産、加工、製造まで一気通貫で作られ、インドネシアの生産者にきちんと利益が出るように設計されたエシカルなチョコレートです。Sultan(スルタン)が目指す、人々の幸せを叶えるエシカルな社会を体現していく商品の一つとして開発しました。
【カカオ豆農園、右から2人目がフーズカカオの社長さん】
日本から最も近いカカオの大規模生産エリアである東南アジアの農園を開拓し、国内の作り手の方でも気軽に農園へと足を運べる環境作りに腐心されています。Sultanのアートディレクター・Ajithaも、故郷スリランカがカカオベルト(カカオ豆の生育に適しているとされる、赤道を中心に南北の緯度20度の範囲)に入っており興味津々、遠くない将来、Sultanのカカオ豆農園も!?
【カカオ豆の栽培、収穫期のカカオポッド(カカオの実)】
化学的な農薬・肥料を使わず、自然由来の微生物の力を借りることで、収穫量を維持発展させています。
【カカオ豆の農園パートナーの方たち】
フーズカカオさんのものづくりへの思いに共感し、協力してくれる現地の農家さん100人以上が情熱を持ってカカオ作りに取組んでおられます。
【カカオポッド(カカオの実)】
ただただ美しい。。。
【エシカルなチョコレートを支えるトレーサビリティーシステム】
フーズカカオさんのカカオ豆は、カカオ豆農園から卸までを一気通貫で管理されており、安心して口に入れられる安全かつ倫理的にも問題がない素材を使用していることを訴求できるようになっております。
Sultan(スルタン)オリジナルチョコレートを通じて、Sultan(スルタン)のお客さまとインドネシアのカカオ豆農園の方々をつなぎ、それぞれの人生に彩りが加わることを願っています。
次回は、、、Sultan(スルタン)のスザニ(刺繍)がどのように織られていくのか動画を交えながらご紹介します。
文:原佳奈子
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